安上がりアライメント調整方法のご紹介

前置き
自分で書いておいて何ですが(汗) 下に記した方法では根を詰めて何度も調整すればセッティング可能ですが、1度でぴたっと決まることは希だと思います。 ただ今第二弾のアライメント測定方法を検討中です。
下記方法の問題点は…
・L字金具だと測定時に動いて測りにくい→測定誤差が出やすい。
・メジャーの伸直性にが頼りにならない→クネクネ曲がって測りにくい。
・キャンバー測定は未だ持って目視測定である。
解決方法を見いだして近日バージョンアップ予定です。
 
先日2度目のバネ交換したアオちゃんでしたが、アライメントもグシャグシャになってしまいました。
一回目のスポのバネを入れた時には偶然にも前のトー角を調整するだけで済みましたが、今回HKSを入れた事によって下のような症状に陥ってしまいました。
@わずかだが真っ直ぐ走らない。
A発進急加速でハンドルを取られる。
Bフルブレーキで不安定。
C左右のコーナーリング感覚が違う。
手を離してだいたい真っ直ぐには走るのですが、どう考えてもアライメント狂いまくり…
目視でもリアタイヤが左右バラバラな方向になっているのは解るぐらいでした。

普通、賢明な方はショップにあるアライメントテスターでアライメント調整を行うのだと思いますが、なにぶん私はお金無し。いつまたバラすやも解らない足回りにいちいち2〜3万円も使う訳にはいきません。

そこで、安上がりな簡易アライメント調整方法をWEBで探しまくってやってみましたので、ご紹介致します。
今回使用した物

・パンタジャッキ2個(リジットラックの代用)←危険です
・車止め2個
・17oメガネレンチ(コンビネーションレンチでもOK)
・17oソケット&ハンドル
・高さ20センチ程の棚つりよう金具×2個
凧糸←現在はメジャーでやっます。
・メジャー(1mくらいの金尺のほうが測りやすいです)
・14oスパナ(写真無し フロントで使用)
・17oスパナ(写真無し フロントで使用)
・モンキーレンチ(写真無し フロントで使用)
測る前に左右に傾きの無い平坦な道を走ってどちらに車が寄るか覚えておき、
目視で見た感じとでだいたいの検討をつけておくと下の作業がやりやすいです。
出来るだけ平坦な所に車を止めて車体を上下に揺らして車高を落ち着かせてから計測にはいります。(私は大型店舗のコンクリート敷駐車場をよく利用してます(笑)))
フロントはステアリングの方向で変化しますので、まずはリアホイールから作業に入ります
アライメントテスターでは最初に車体のセンターを出して、そのセンターを基準に各ホイールのアライメントを取りますが、テスターの無い場合は何処がセンターなのやら検討がつきません。
仕方がないのでリアホイールの方向をそろえる事でだいたいのセンターを出そうと、メジャーを使って車体との間隔を測り左右の方向のズレと、トーイン(アウト)の具合を見て判断する事にしました。

メジャーをホイールのセンターを通してホイールセンターから1bほど前に伸ばし、リアドアの下のサイドシルとの間隔を測りました。
メジャーではグニャグニャ曲がるのでやりにくいです。金尺など曲がらない物を使えばもっと正確に測れそうです。それでも目視で判断するよりはハッキリと方向のズレが解りました。

トーは上の左写真のように金具に糸を結び、タイヤの溝に合わせて、反対側のタイヤにも同じように金具を合わせて、同じ高さで糸をメジャーを張り長さを測ります。同じ作業をタイヤの前後反対側で行い、長さの違いでトーの開き具合を判断します(金具を地面とタイヤに対して直角に置いて測るのがポイント)。 
やってみて解ったのですが、凧糸では伸縮性が有りすぎて測りにくいです。ナイロン系の伸びの少ない物の方が測りやすいと思いました。 ←メジャーを使いましょう。
かなりアバウトなはかり方ですが、目視で判断するよりはトーの開き具合が良く解り、これは使えます。

後日追記:
凧糸の代わりにメジャーを使うともっと解りやすいと言う事に気が付きました((^_^;)\(・_・) オイオイ
ただ、一人で作業するには糸の方が簡単です。L型金具の代用でジュースの空き缶(同じサイズ)を使用する方法も有りますが、これも一人でするのは難しかったです。
《調整方法》
いよいよ調整に入ります
右の写真は車体の後ろから下を覗いた所です。
アジャストカムボルトを回してトーを調整します。
左右からパンタジャッキで後輪を宙に浮かし、17oのメガネ(コンビネーション)レンチでナットを緩めて、ボルト(偏心ボルト)を裏側から17oのソケット&ハンドルで回してアジャストカムの目盛りを合わせて調整します。 アジャストカム1目盛りでトーは約3o(0°18′)変化しますが、あまりアジャストカムは当てにしない方が良い感じがしました。
(新車購入時にセットされている値は、アライメントテスターによって調整されたものではなく、サイドスリップ検査機で合わせられています。従ってだいたいセンターは出ているはずですが、最初から基準値内でずれている可能性は大です。)

締め込む時は、アジャストカムボルトがナットの締め付けトルクで供回りしますので、裏側から17oソケット&ハンドルで供回りを抑えながら締め付けてください。
(締め付けトルク3.5〜5.5sf・m)
調整が済んだらジャッキから降ろして車体を上下にゆすり(ちょっと走った方が良い鴨)もう一度リアだけアライメント計測をして変化を見ます。問題が無ければフロントの作業に…
フロントはリア調整の後に車を走らせて直進性の変化をみて調整に入りました。
同じく平坦な所に止めて、車体を揺すり、車高をなじませてからリアと同じように金具と凧糸でトー角を測ります。

(直進時にステアリングが真っ直ぐに向いていない場合は、ステアリングをセンターにして停車し、ホイールの向きを調整して合わせます。)

調整はフロントタイヤ内側にある“タイロッド”で行います。
最初にタイロッドにペイントマーカーなどで目印を付けておきましょう。(どれだけ回したかの目安です)多分本当は、両輪ジャッキアップして調整するものだと思いますが、私は面倒くさいのでハンドルをいっぱいに切り込んで、片方ずつジャッキアップしてタイヤとフェンダーの隙間から調整しました。
まずロックナット(19o)をモンキーレンチで緩めます。 ボールジョイントに負担が掛からないように17oのスパナで保持しながらモンキーで緩めてください。(最初はメチャ硬いです)
次に17oスパナでボールジョイントを保持しながら、14oスパナでタイロッドを回して調整します。タイロッドのネジは左右とも順ネジ(右回し)です。伸ばす(ボールジョイントから出す)とトーインが付きます。
調整が済んだらロックナットを締め付けて(締め付けトルク7〜10sf・m) 試乗に出かけましょう(笑

以上で要領でアライメントを調整しますが、1回で決まる事は無く、2,3回繰り返して調整する事で完成を目指します。
アライメントテスターの無い時代はこの方法で調整されていたそうですし、アライメントテスターが有る店でも調整が不十分な場合には“ただ測っただけ”ってな事になる事も多々有るそうです(量販店などに多いらしい…)。
また、チューニングショップでもテスターの無い所は上記のような方法で(計測道具はちゃんとした物が有りますよ)熟練の技術と勘で見事に調整するショップはいくらでも有るそうです。
最初にも書いたように、私は貧乏なので出来るだけお金を掛けない(←ここ重要)方法で調整を試みました。
結果は… 完璧では有りませんが、ほぼ不具合は無くなったような気がしてます(汗

番外編

キャンバーを測るのにホームセンターで1800円で売っていた?(なんて言うの?)を使ってみました。大工道具の水平器などの売り場に有った物です。

精度がイマイチですね…
もともとファミゴンには調整機構も無いしあまり意味がない鴨〜
(無理矢理合わす方法はいくらでも有ります)


WEBで検索すると、L型金尺を使って簡易テスターを作っている方がいるようです。
 
ファミリアSワゴン アライメント基準値(整備書抜粋)
フロント切れ角点検
13inchホイール 14/15inchホイール
内側 41°±2° 37°±2°
外側 35°±2° 33°±2°
フロント、キャスター、キャンバー基準値(左右差の限度値は1°以内)
キャンバー キャスター
2WD −0°50′±45′ 2°00′±45′
4WD −0°35′±45′ 2°05′±45′
アッパーマウントラバーの組み付け方向により調整する。
フロントトータルトーイン基準値
2o±2o
トーはインナーボールジョイント(タイロッド)1回転で片輪約6o変化する。
左右のインナーボールジョイント(タイロッド)は右ネジを使用している。トーをイン側に増すには右インナーボールジョイントを車両の後退方向に、左インナーボールジョイントは車両の前進方向に同じ量だけまわす。
サイドスリップ点検基準値
アウト5o〜イン5o
リアキャンバー参考値(リアキャンバーの調整は出来ない)
−0°40′±45′
リアトータルトーイン基準値
2o±2o
FF車:ラテラルリンクのアジャストカムボルトにより調整。アジャストカム1目盛りでトーは約3o(0°18′)変化する
4WD車:ラテラルリンクの調整リンクを左右同量ずつ回して調整する。トー変化量は片輪調整リンク1回転で11.6o(1°7′)変化する。




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